DCSS

Data Cleaning System for Social Surveys

DCSSとは


社会調査データの統合データクリーニングシステム DCSS(Data Cleaning System for Social Surveys)は、社会調査データの整理を一元化して行えるシステムです。

DCSS


DCSSでできること

DCSSによる

調査データの整理


1.データ入力

2.コーディング

3.データクリーニング

調査データの整理

調査データの整理とは、調査票調査で回収した調査票データを、コンピュータで分析するために行う準備のことを言います。データの整理は、点検(editing)、コーディング、データ入力、データクリーニングの四つの段階で行われるのが一般的です。

DCSSを利用すれば、調査票上で行う点検以外の三つの作業を、より便利に行うことができます。


1.データ入力

DCSSのレイアウト機能を利用すれば、変数の配置を自由に設定してデータを入力することができるので、データを打ち込む作業、または調査票の回答と入力データとの照合などにかかる疲労やミスを軽減することができます。


2.コーディング

DCSSのレファレンス機能を利用すれば、データの編集画面上で参考資料を簡単に閲覧・検索できるので、参照にかかる手間が省けます。また、DCSSのサブテーブル機能を利用すれば、参照したい諸変数の値をデータの編集画面上に簡単に表示できるので、参照にかかる手間が省けます。


3.データクリーニング

DCSSのルール機能を利用すれば、チェックすべき項目を論理式で表すことができ、それを個々のケースに適用して簡単に異常値を検出することができます。データの編集画面は、ケース単位で表示され、粘土細工アプローチ * でデータクリーニングを行うことができます。ケースごとに担当者を決めたり、作業記録を残したりすることも簡単にできるので、作業の分担も容易です。

* 保田時男,2011,「NFRJ-08Panelにおける調査票の設計−研究課題とクリーニングを視野に−」『家族社会学研究』23(1): 89-95.


架空のデータを用いて実際に DCSS を操作しながら使用方法を説明します。